フコイダンの分子量

高分子フコイダン

フコイダンには分子量の小さい低分子フコイダンと分子量の大きい高分子フコイダンがあります。どちらのフコイダンが生理活性の面で優れているのかは、意見が分かれており、現在の時点では結論が出ていないようです。

高分子フコイダンに優位性があると言われる理由は、消化吸収されにくいという特徴を持つということが不利になるという説明ができないという意見に基づいたものです。この意見は低分子フコイダンが持つ優位性の意見とは180度異なります。

糖類はもともと二糖類より多くなると吸収されないと言われており、高分子多糖類のフコイダンを吸収しやすくなるまで低分子化してしまうと重要な成分である硫酸基を取り除いてしまうことになるため、フコイダンの効果が十分に発揮されないということになります。

フコイダンの効果や多様性を現すのは、高分子のフコイダンが腸管の免疫細胞を活性化させることにあるため、有効成分が吸収されることによって現れるのではない、ということが高分子フコイダンが支持される理由です。

最近の研究結果で高分子フコイダンの方が効果が強く現れたという報告もありますが、残念ながらフコイダンの効果の発生機序はまだ完全に解明されたわけではなく、この研究結果の報告だけで単に高分子フコイダンが低分子フコイダンよりも優位であると結論づけるのは難しいとされます。

今後しばらくは高分子フコイダンと低分子フコイダンの論争は続くと考えられ、新しい研究結果の蓄積と作用機序のシステムの解明に期待が寄せられます。