フコイダンの効果
肝機能改善効果
フコイダンの中でも硫酸化フコースを主とするF-フコイダンには、肝細胞増殖因子の産生を誘導する働きを持つことがわかっています。この肝細胞増殖因子は肝細胞の再生ばかりでなく、心臓や腎臓、血管などの様々な器官の組織や上皮細胞の再生に深く関わりを持つ因子であることもわかっています。
動物実験において抗肝炎作用もあることが明らかになり、劇症肝炎や肝硬変、急性腎不全、慢性腎不全、心筋梗塞などへの適用が期待されるまでになりました。また、抹消血管の動脈硬化症の臨床実験で使用されるまでにもなっています。
これは血管を新生する効果を狙ったものであり、有効性の高さも示されています。F-フコイダンが細胞の再生に関係するタンパク質つまり遺伝子を体内で増やす方向に導くということは、傷ついた肝細胞の修復に効果を現す可能性を示唆しており、そう遠くない将来にこの効果を応用して様々な肝臓病に対する治療が実現するかもしれません。
現在では、難病とされるC型慢性肝炎の患者の一部に、フコイダンを用いる医療機関も現れるようになりました。インターフェロンの効果がない、もしくは適用できないC型肝炎患者に対してフコイダンのサプリメントを1年ほど投与したところ、C型肝炎のウィルスの減少が認められたという報告もされています。
この報告では、作用の解明が明らかにされるまでには今後の研究や検討を待たなければならないとしていますが、フコイダンの持つ免疫力増強作用がウィルスの排除に効果を現したのではないかと推測されています。