フコイダンの効果
抗血栓作用
フコイダンには、血液が固まるのを抑制する作用があることが最近の研究によって明らかになりました。つまり、抗血栓作用があることが解ったのです。血液が凝固することによってできる血栓は出血を止めるという大事な役目を持っています。
血栓は血管内壁に傷ができると血小板や白血球などが傷口を塞ぐようにして作られます。本来は血栓を作る働きと溶かす働きのバランスが保たれているのですが、何らかの原因によってこのバランスが崩れると血栓が溶けずに血液の流れを阻止してしまうことになります。
そしてこの血栓が毛細血管に入り込むことで血管を完全に詰まらせてしまうのです。これが心臓で起こると心筋梗塞が引き起こされ、脳で起こると脳梗塞を引き起こすことになります。
こうした血栓の形成を阻止するものにヘパリンと言われる血液凝固阻止剤があります。これは血栓塞栓症の予防に用いられる他、血液透析の場合にも用いられます。ヘパリンはムコ多糖類で、分子の中に多数の硫酸基が含まれており主に豚などの腸粘膜組織から採取されます。
しかし、ヘパリンは血液の凝固時間を長くするため、出血を助長することにもなるという好ましくない副作用も持ち合わせています。フコイダンもヘパリンと同じく硫酸基多く含む多糖類であるため、その抗血栓作用に期待が寄せられていたのですが、残念ながら全てのフコイダンに高い抗血栓作用が認められるわけではなく、種類によっては抗血栓作用の働きに大きな差があることがわかりました。
その中で、F-フコイダンは抗血栓作用が強いことが解り、ヘパリンのような副作用もほとんど無いことから、今後に大きな期待が寄せられています。